カラーや縮毛矯正をしたあと、手触りを良くするためにトリートメントをする。数年前までの私は、それが髪をきれいに保つための中心的なケアだと考えていました。
もちろん、髪に必要な成分を補い、扱いやすい状態に整えることも大切です。
ただ、髪は一度ダメージを受けると、完全に元の状態へ戻るわけではありません。傷んでから補うことを繰り返すだけでは、できるヘアスタイルの幅が少しずつ狭くなってしまうこともあります。
そこで考えるようになったのが、
「何を足すかだけでなく、何を残さないか」
ということでした。
次回来店時の髪を見て、気づいたこと
美容師としてお客様の髪を長く担当していると、施術をした当日に仕上がりが良くなっていても、次にご来店いただいたときの状態も気になります。
お客様は、カラーや縮毛矯正をしたからこのくらいダメージするのは「仕方ないこと」と思って、ご来店されていたと思います。
そんな中、私が試行錯誤していたことは、カラーや縮毛矯正をしたあとの髪や頭皮に、できるだけ施術の負担を残さないことでした。
その場ではトリートメントによってきれいに見えても、時間が経つと手触りが変わったり、髪が扱いにくくなったりすることがあります。
「きれいに見せるだけでなく、これから伸びてくる髪や頭皮のことまで考えられないだろうか」
そう思っていたときに出会ったのが、施術後に不要なものをできるだけ残さない、という考え方でした。
髪に「不要なものを残さない」というケア
カラーや縮毛矯正では、髪の色や形を変えるために様々な薬剤を使用します。
施術後は丁寧にシャンプーをしますが、それだけでは落としきれない成分が、髪や頭皮に残ることもあります。
PINK ROBINでは、そうした施術後の負担を少しでも減らすために、「髪や頭皮に残ると未来のダメージに繋がる成分を除去すること」を取り入れた処理を行っています。
専門的なことは割愛しますが、目的はとてもシンプルです。
施術に必要だったものを、終わったあとまで余計に残さない、お客様の未来の髪や頭皮を守りたい。
そして、髪が本来持っている体力をなるべく奪わず、次のカラーやヘアスタイルにつなげることです。
ホームケアについても、考え方が変わりました
この考え方を知ってから、毎日のシャンプーについても見直すようになりました。
私が実際に試したのは、ウルトラファインバブル炭酸を取り入れたシャンプーとミストです。
細かな泡によって血行を促し、頭皮や髪の汚れを優しく洗い、すっきりと整えることを目的としたものです。
モニターとして友人にも3週間ほど試してもらったところ、
「髪がしっかりしてきたように感じる」
という感想がありました。

感じ方には個人差がありますし、この変化を全員が感じるということは断定できません。それでも、その後使用されたお客様からも、髪の手触りや頭皮の状態について、うれしいお声をいただくようになりました。
私自身も使い続ける中で、髪や頭皮を整えるには、何かをたくさん重ねるだけが答えではないのだと感じています。
たくさん使うことより、今の髪に必要なものを
以前は、ダメージが気になるほど、補修する商品を増やした方が良いと思っていました。
現在は、ただ商品を増やすのではなく、
「今の髪には何が必要なのか」
「最初から髪や頭皮になるべく負担をかけないようにしていくにはどのようにすればいいか」
を考えて選ぶようになりました。
トリートメントで補うことも、不要なものを取り除くことも、どちらか一方だけが正解ではありません。大切なのは、その方の髪や頭皮の状態に合わせることだと思っています。
その日だけでなく、これからの髪のために
カラーや縮毛矯正は、髪のお悩みを整え、毎日を心地よく過ごすために必要な施術でもあります。
だからこそ、薬剤を使うことを過度に不安に感じることなく、必要な施術を楽しみながら、その後に余計な負担を残さないことを大切にしたいと考えています。
仕上がったその日だけ、きれいに見えればいいのではなく、数か月後、数年後も好きなヘアスタイルを楽しめるように。
PINK ROBINでは、髪に何かを足すだけではなく、不要なものをできるだけ残さない「引き算のケア」を通して、髪と頭皮のこれからを一緒に考えていきます。
*健やかな髪を育てるにはホームケアの習慣、頭皮を整えるヘッドスパも有効な手段の一つです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


